おせち料理の盛り付け方の例

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おせち料理の盛り付け方の例(三段重の場合)

おせちの盛り付け方

おせち料理というのは、重箱に盛り付けをするのが一般的ですが、この盛り付け方にはある程度の決まりがあります。

段数によって盛り付け方は変わりますが、最近では一番ポピュラーになっていると思われる、三段重の盛り付け方の例を紹介しましょう。

まず、一の重には「祝い肴」や「口取り」となるものを盛り付けていきます。

「口取り」とは
「口取り(くちとり)」というのは「口取り肴(ざかな)」の略で、元々はおもてなしの料理の膳である
「饗膳(きょうぜん)」でお吸い物と一緒に最初に出される一皿に盛り合わせた料理のことをいいます。
おせちで口取りというのは、栗きんとん、昆布巻、紅白かまぼこ、伊達巻などです。
古くは、勝栗(かちぐり)、熨斗鮑(のしあわび)、昆布を三方にのせたものだったそうです。

一の重に盛り付けるものを具体的に言うと、数の子、黒豆、田作りといった三種の祝い肴とともに、
昆布巻き(宝巻)、栗きんとん、紅白蒲鉾、伊達巻などの口取りを入れるのが一般的です。

田作りは、頭の方向を左に揃えて小皿にもって入れるとよいでしょう。

数の子は、出来るだけ重箱の中心にもってきて、豪華な感じに仕上げるといいですね。

紅白蒲鉾は、紅白の色が交互になるように詰めていきます。

昆布巻きはバランなどを敷いて重箱の角に盛り付けると、色合いが良くなります。
また、かんぴょうの結び目が上になるようにしましょう。

その反対の角には、収まりやすい栗きんとんを入れて、
黒豆はやはり小鉢に入れて盛り付けます。

一の重では、味が他の料理に移りやすいものについては、
しっかりと小鉢などに入れるのが大切です。

二の重には、海の幸と酢の物が入るのが基本でしたが、
現在では焼き物も入れるようになりましたので、
どうしても焼き魚やエビなどの見た目にも豪華な焼き物がメインになりますね。

ですから、まずは一番大きい面積が必要な焼き魚とエビを枡かけのようにして並べましょう。
そして、田作りと同じように頭は左に向くように揃えましょう。

そして空いた隙間に、レンコンの酢の物やハマグリの酒蒸しなどを入れてください。

紅白なますは、紅白のバランスが良くなるようにして小鉢にいれて入れるといいですね。

三の重は、ほとんどが煮物になるので、小鉢などに分ける必要はありません。

ただし、一緒くたにして入れるのではなく、里芋なら里芋、しいたけならしいたけ、
こんにゃくならこんにゃくなど一つ一つの食材を分けて入れるようにしましょう。

以上は、盛り付け方の一例にすぎませんし、
盛り付け方・詰め方には地域や各家庭によっても違いがありますので、
あくまで参考程度にしてくださいね。


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